体験談

【体験談】あなたの坂本真綾さんはどこから?

私はエッセイからファンになりました

初めてCDを買ってもらったのは2006年の中学1年生の冬休み。母方の祖母の家へ帰省した際に祖母にねだり、神奈川県戸塚区のイトーヨーカドーのCDショップで「夕凪LOOP」を買ってもらったのを今でもよく覚えている。と同時にそこからの時の流れの速さに今、ドギマギしている。

真綾さんを意識したのは、当時好きだった「ツバサ」という漫画原作のアニメで素敵なEDを歌っていたことから、ふとオフィシャルサイトを検索したことがきっかけ。サイトには真綾さんのエッセイのコーナーもあり、何とはなしに読んで、衝撃を受けた。どのエッセイも真摯に自分に向き合い、喜びや葛藤などを素直な言葉で表現されていたからだ。

私は昔から文章を書くことが苦手で、冗長だろうが締めが全部「楽しかったです」だろうが、文字数の規定を下回らないというだけのものを頑張って提出していた。自分が見たもの、感じたことは、こんな喜怒哀楽の定型文ではないけれど、それを表現できる言葉を知らないし、そもそも気持ちなんて言う形のないものについて考えるなんて大変。しんどい。無理。そう思っていた私に大打撃だった。

そしてエッセイに心奪われた私は、「この人のCDが欲しい!アニメタイアップ曲も入っているアルバムが!」となったのだった。

その後中学時代はほかの過去のアルバムも聞きたい!とTSUTAYAに父といった際にはCDを借り。苦しい受験勉強の心の支えとしていた。

高校生になってからは、お年玉でCDを買い集め、モバイルファンクラブに入るも、部活や勉強を理由にライブや公演に参加できず悶えた日々。中学時代の名残で勉強や部活での支えとしていた。

大学生になってからはツアーライブには最寄りの会場に参加するようになり楽しむも、今まで苦しいときに真綾さんの曲や情報を摂取し生き抜くという少し変わった向き合い方をしたことから、人生の夏休みのような日々を過ごしている、こんな腑抜けた自分が真綾さんの曲や情報を得ていいものかと考えるような時もあり、そんな自分をおかしいなと笑ったこともあった。そしてこの考えは社会人になった今でも変わらず顔を出すため、ずいぶん根が深い。

これからも真綾さんの素直な言葉を拝見するにつけ、沸々と勇気が湧いてくる、そう思える日々を積み重ねていきたい。

結論

これからも真綾さんが幸福でありますように!

ABOUT ME
まるゆう
大学卒業後、製造系の大手企業に4年間勤め、家業に入社し3年目、2022年で30歳を迎える独身男性。 家業は地方でタイヤ販売サービスを従業員15名以下、年商3億円ほどの規模で行う。 男3兄弟の長男として生まれたが、親からは「好きなように生きてくれていい(家業を無理に継ぐ必要はない)」と進路についてうるさく言われず育つ。